MOZUKU

毎日食べよう!ヘルシーでおいしいもずく

もずくとは

"もずく"についていろいろ調べてみよう!

もずくは昔から食されていましたが、国内での産業的規模の養殖は沖縄県だけが成功しています。名前の由来や養殖などについて学びましょう!

    目次

  1. もずくについて
  2. 名前の由来
  3. 養殖の歴史
  4. もずくの生産量
  5. もずくの日

もずくについて

「もずく」は古くから全国各地で食用にされてきた海藻の仲間であり、沖縄地方では昔よりもずくを三杯酢で食されていた為、酢のり=「スヌイ」とも呼ばれております。このモズク類は多くの種類があり、その中で主に食用とされているのは6種類で国内で産業的規模の養殖は沖縄だけが成功しました。

独特のぬめりと柔らかさを持ったこの黒っぽい褐色の色のもずくは、数ある海藻のなかでもひときわ美味と称されています。

養殖されている種類としては「オキナワモズク」(通称:フトモズク)と「モズク」(通称:イトモズク又はホソモズク)の2種類があります。

その中のほとんどが「オキナワモズク」で形態は粘着に富み、太さ1.5~3.5mmの褐色から黒褐色の枝が不規則に分岐した琉球列島特産種で全国一の生産量を誇っております。

「オキナワモズク」はナガマツモ科の海藻で南は八重山から北は奄美諸島に分布し、食感が良く、コシがありいろいろな料理の食材に最適です。

名前の由来

「もずく」の名前は、他の海藻にくっついて育つと言う「藻付く」から由来しています。

本土のもずくはホンダワラなどの海藻の枝に生えています。

沖縄のもずくは、サンゴ礁や藻の枝葉などに養生します。

海中でゆっくりゆらぐような動きから「水雲」、「海雲」とも表現されたりします。
沖縄では、昔から三杯酢として食されている事から、方言で酢のりという意味から「スヌイ」「スヌリ」「スヌール」「スヌル」、宮古では「ススズイ」と呼び方も様々です。

養殖の歴史

古くより食されておりました「もずく」を昭和50年から養殖手法の実証試験を行い、恩納村漁業研究グループと水産業改良普及所の共同研究により、初めて養殖モズクが昭和52年に水揚げされました。その後、いろいろな改良・試験を繰り返し、現在の養殖技術が確立されました。

もずくの生産量

昭和54年にモズク養殖業の定着され、当初約1千トン程の生産量は豊作・不作を繰り返しながら、養殖技術の向上により、生産力が高まり平成15年には約2万トンの生産量となり、全国生産量の99%以上を占めるシェアを誇っております。

もずくの日

沖縄産もずくの最盛期(4月~6月)を強く印象付けるために4月の第3日曜日を「もずくの日」としました。真に沖縄県産品ブランドとしての地位を確立するために「地産地消」を合言葉とし、生産者主体による普及活動を行い、もずくの特性並びに多様な調理法等を紹介し、県内需要の拡大を図っています。